カテゴリ:ski( 92 )
基本的なこと
セミナーの前に、簡単にスキーレースの基本的なことを少し書きます。

スキーレースは、他の種目と違い、ジャッジがいる訳でもなく、単純にタイムを競います。
速い方が勝ちなのです。
知ってるよ!と皆さん思うと思います。

じゃあ速く滑るためにはどうしたらいいのか?

一番速いのはまっすぐ滑ることです。でもポールがあります。
ポールを青・赤と回らなければなりません。それもみんな知っています。

下の絵を見てもらえると分かりますが、できれば、赤〜青へは直線的に行きたい。
そこでロスなく方向を変えることが出来ればベスト。
でも物理的に出来ませんよね?

そこで、ターン弧を描く訳ですが、理想は一番直線的なラインに近ければ近い方がいい。

ワールドカップ選手レベルは、真ん中のライン取りで滑っている訳です。
小さくてロス(スピードダウン)が少ないぎりぎりのところで、弧を描く事ができるからです。

でも、レベルが下がれば下がるほど、きれいに小さい弧を描く事が出来ません。だからターン弧が大きくなってしまうのです。

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ターン弧が大きくなるとどうなるかというと、スキーが斜面に対して横を向くのです。
横を向いたらスピードが出ないは明らかですよね?

理想はスキーが真下に近い角度を保ちたい。

そのためには、小さい弧を描かなければならない
じゃあ小さい弧を描くためにはどうしたらいいのか?

それはまた今度書きましょう。

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by Gakuhirasawa | 2013-06-07 11:58 | ski
セミナー開催します。
ナスターレース協会としてセミナーを開催することになりました。

先日のブログの内容で反響もいろいろいただき、ありがとうございました。
いろいろなコーチや父兄とも話をしてきましたが、やはりあちらこちらで言われている、テクニック論のいくつかの方向性が間違っているような気がします。

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よく、選手が育たないのは”環境”という方がいらっしゃいますが、日本の環境は他のほとんどの国に比べると、良い方だと思います。
もちろんオーストリアやスイスのようなより良い環境の国は上はありますが、日本は経済的にも雪山環境的にも、決して悪くはありません。何と言ってもスキー場が400以上ある国ですから。

それに競技スキーをしている子供たちの数、これも世界的に見たら上位に入ります。
はっきりと調べてませんが、そもそも国自体が小さいスロベニヤや北欧諸国と比べても、子供の選手人口は多いはずです。ナスターレース協会に登録しているアクティブな小中学生会員が約3000人いますし、全員が登録しているわけではないのですから。

じゃあ何が悪いのか? 環境や選手ではないのです。単純に教え方だと思います。
教える側の情報の欠如です。
でも同時に、そんなに難しいことではないのだから、プレーヤーも父兄もコーチもみんなが理解してほしい!

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今回はわかりやすくするために、絵を描いてもらいました。
上の絵もそうですが、描いてくれたのは、なんと!世界的に有名なブログ”ブタブロ”の著者ブタオさんです。

絵も入ってわかりやすく説明できると思います。

久しぶりのセミナーですが、子供たちには”今”が重要なので、僕もやっぱり”今”やらなきゃいかん!とお思い、手始めにセミナーを開催することにした次第です。
アクセスを考えて、ICIカスタムフェアの最中に会場近くで開催することにしました。

まぁ僕も久しぶりの試みなので、セミナーではいろいろと情報交換させていただきたいと思っています。

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主催NPO法人ナスターレース協会

対象ジュニア・チルドレンレーサーのコーチ
ジュニア・チルドレンレーサーの父兄、またはレーサー本人

日程
6月15日(土)東京 新橋フルハウス会議室
6月22日(土)仙台 卸町会館
6月29日(土)大阪 大阪ビジネスパーク
7月13日(土)札幌 札幌コンベンションセンター
7月20日(土)東京 ハロー貸会議室西新宿

各会場とも13:00-16:00を予定しています
※場所、時間等多少変更される可能性もありますが、いずれもICIカスタムフェア会場から近い場所にて行います。

申込後にメールにて場所・開始時間の詳細をご連絡します。

■講師平澤岳(ナスターレース協会会長)
講師略歴
 94 リレハメルオリンピック日本代表/'98 長野オリンピック日本代表
 2 回のオリンピックに出場、世界選手権1回出場、ワールドカップは8シーズンにわたり転戦し
 日本アルペンのエースとして活躍
 2002年に現役を引退 現在はNPO法人ナスターレース協会会長

内容
■テクニカル編 (全会場)約60分
基本的なレーシングスキーテクニックの考え方。
ジュニア・チルドレン時代に養わなければいけない基本的な技術とその練習方法。
■メンタル編 (全会場)約60分
メンタルトレーニングの必要性とその方法
■メディアトレーニング (会場未定)約20分
インタビュー等メディアへの対応の仕方

参加費大人(コーチ/父兄) \2,000
選手(ジュニア・チルドレン)\1,000
参加費は会場にてお支払いただきます。
定員各会場 約40名
申込締切各会場実施3日前まで(ただし定員に達し次第締め切らせていただきます)
申込方法氏名、年齢、住所、電話番号、e-mailアドレス、参加希望会場を記載しメールあるいはFAXにてお申込みください。
申込先NPO法人ナスターレース協会
e-mai nst5_info@nastar-r.com
FAX  03-3481-7143

メールタイトルを「テクニカルセミナー申込」としてください。
会場の詳しい場所と開始時間のご案内をメールにて返信させていただきます。

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ということですので、もし興味のある方は是非。
by gakuhirasawa | 2013-06-05 13:30 | ski
フリースキーの動画
ウィスラーではこんなフリースキーを子どもたちにさせました。

ターンの動きとターン自体が同調してくると、ターンの際にスキーがちゃんと走るようになります。

http://www.youtube.com/watch?v=7G1Nb9acnjM


by gakuhirasawa | 2013-04-24 17:48 | ski
日本のテクニック・うそほんと チルドレンレーサーのために
アルペンスキーテクニック 日本の教え方に関するうそほんと
なんてタイトルで書いてみた。

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ウィスラーカップに日本のトップのチルドレンクラス(U14-U16:12歳~16歳)を引率して8年になる。そして毎年同じ結果を目のあたりにしてきた。
それは、とてもうれしくもあり、残念なのですが、U14では日本はとても強く、毎年必ず優勝し、ここ2年は国別ポイントでも優勝している。

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しかし、U16ではtop10に入るのも厳しいのです。U14で優勝した子がU16で戻ってきても、10位に入るのがやっとだったりします。(今年は荒井美桜選手がGSで2位に入りました!)
一昔前はジュニア世界選手権で優勝したり、入賞したりしてもヨーロッパカップやワールドカップに行くと…といわれていたが、さらに低年齢化が進み、今は日本で世界に通用するのはU14になってしまったようです。

それはなぜか。
この数年、世界のチルドレンレーサーと日本の同年代を見比べてきて、わかったことがあるので、それをわかりやすく書いてみようと思う。
基本的には問題点は、人種や体格ではなく、すべては子供たちがやろうとしているテクニックに行きつく。主に、子供たちがやろうとしているテクニックというのは、コーチが教えているテクニックであり、僕自身も元世界チャンピオンのマルコ・ビュッヘルやテッド・リゲティが来日した際に同行して一緒に日本のコーチたちと話した際にも明確になった世界と日本の教え方(テクニック論)の“ずれ”だ。

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基本となるテクニック
簡単に書くと、僕が一番重要で、基本だと思っているのが、スキーを“たわませる”ことだ。
チルドレン世代に、この”たわませる”ためにはどうしたらいいか、という基本的な動きを繰り返し行い、体にしみこませておくと、身体が成長して体重も増えて来るジュニア時代(FIS世代)になった時に、しっかりとした動きのあるスキーができるようになるのである。
何故スキーを“たわませ”なければならないのか?
それは直線的なライン取りをするためです。

基礎スキーと違い、アルペンスキーはタイムがすべてです。ポールとポールを結んだ線と同じラインを通れれば、理論上一番早いわけです。でも、いきなりロスなく方向を変えられないので、ターンというものをします。
ターン弧がきれいで小さければ小さいほど、より直線的なライン取りができます。
では、ターン弧を小さくするためにはどうしたらいいのか?
それはスキーをたわませるのです。たわませれば、スキー自体が持っているサイドカーブよりもよりカーブをきつくでき、小さい弧を描けるのです。

“たわませる”ためにはどうしたらいいのか、それは上下動(屈伸運動)をするしかありません。
基本はそれだけです。
基本的にはトランポリンの動きです。スキーのしなりを使って、トランポリンでより深く沈み込むのです。そのためにはより高いところから来ないと、より下まではいけません。
スキーも一緒です。それが僕の言うスキーを“たわませる”唯一の方法です。
トランポリンとスキーも一緒で、いきなり第一ターンからはスキーはたわませられません。
徐々に大きくたわませていくのです。

ですから、上下動をしっかりと行い、ターンとターンの間ではしっかりと立ち上がり、ターンの時にはしっかりと乗る。
その動きをチルドレン世代に繰り返し行い、どんなターンをしてもその動きをするように“下意識”に刷り込ませるのです。
そうすれば、身体ができてきて、体重が増えてきたときにしっかりとスキーがたわむようになります。
よく、“谷側に立ち上がれ”といわれますが、まず第一ステップとしては立ち上がることが重要で、どっち方向、というのは重要ではないのです。山側でも谷側でも立ち上がることをしっかりと体に刷り込ませるべきです。
後程書きますが、立ち上がる動きさえできていれば、谷側に立ち上がるのは、ちょっとしたことで、全く考えなくても自動的にできるようになるからです

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ここで、僕が日本のコーチたちから聞いた日本で言われているテクニックのウソとホントを書きましょう。海外のコーチは鼻で笑ってしまうようなテクニック論が、実は日本では真面目な顔をして教えられていて、それが日本のジュニアを違う方向に導いているのです。

テクニックうそほんと その1

『スキーを踏む』

これは運動力学的に考えればわかると思う。立った状態でいくらスキーを踏んでも、力は生まれないのです。
できるのは悔しくて地団駄を踏むぐらい???
スキーは“たわませる”のであって、踏んでたわむわけではないのです。
子どもたちにはわかりやすく、トランポリンを想像させます。
立った状態でいきなり踏んでも、下まで行けないでしょう?それと一緒で、動いてないところからスキーを踏んでも、スキーは“たわまない”のです。

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テクニックうそほんと その2

『頭を動かさない』


これは上下動をしない、ということになってしまいます。
確かにワールドカップ選手たちの頭はあまり上下していません。でもそれは世界最高峰のテクニックとして、無駄なものが削り落とされて行き着いた動きであり、残念ながらそれを真似しても同じ動きにはならないのです。なぜならそこに上下動がなくなるからです。
ワールドカップ選手は力学的には上下動をしたうえで、頭を動かさずに済んでいるけど、それをチルドレンレーサー達がいきなり真似られるわけもなく、結果、動かない、というだけの滑りになってしまいます。
動かない=スキーがたわまない
ということになります。ワールドカップ選手たちはスキーをたわませています。

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テクニックうそほんと その3

『ターンが終わったら抱えこむ(沈み込む)』

確かにこれはテクニックの一つとしては存在します。でもいくつかあるオプションプランの一つであり、毎回使うテクニックでもなく、本来の使い方をしないと全く逆の動きになってしまいます。ほとんどの日本のスキーヤーは逆の動きです
本来であれば、抱え込み抜重であるべきで、それはスキーの跳ね返りがあって初めて意味をなします。
申し訳ありませんが、技術選とかの滑りを見たけど、ほとんどスキーの跳ね返りを使った抱え込みではなく、どちらかというと腰を落とした、ただ単なる沈み込み、になっています。なぜそんな滑りをするのかはわかりませんが…。
チルドレンレーサーにもポールとポールの間で沈み込むことを教えていたコーチがいました。確かにスキーがしっかりと“たわんで”、しかし次のポールまでにその反動を活かすだけのスペースがない場合、抱え込みをして次のターンへ急ぐときはあります。しかしそれはたまに行うテクニックであり、基本となるテクニックではないのです。

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テクニックうそほんと その4

『膝を入れる』

基本的には膝は常にそれぞれのスキーのトップに向かって動きます。右ひざなら右スキーのトップに向かってです。膝を内側に入れないのです。
カービングスキーになり、角付けをするとすぐにターンが始まるので、膝をターンの前半に内側に言える人がいますが、アルペンスキーでは基本行いません。
身体全体をーンの前半に内側に傾け、その角度でエッジ角を作るのです。膝ではなくて体全体で。
正面を向いて屈伸運動をしているのと同じように、身体が傾いても、膝の動く方向を変えてはいけないのです。膝は基本的にはまっすぐ動きます。

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テクニックうそほんと その5

『手を前に出した中腰の姿勢が基本姿勢』

子どもたちに基本姿勢(ニュートラルなポジション)になって、というと、8割ぐらいの子たちが中腰で手を前に出した姿勢になります。
彼らはこの中腰姿勢からターンに入り、またその姿勢に戻ってくるものだと思っているようなのです。
中腰から動いても、中ぐらいの力しか生まれません。ということは、中ぐらいしかスキーはたわまないのです。
中ぐらいしかスキーがたわまなかったら、もっとたわませられる選手の方が、より直線的なライン取りができ、タイムも伸びる。これは当たり前の話です。

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テクニックうそほんと その6

『クローチング』

日本でクローチング姿勢を組ませると、みんなDHの時のようなクローチングを組みます。一番空気抵抗の少ない、いわゆる“卵型”です。でも、その姿勢はほとんど使いません。
ダウンヒルレースか、よっぽどのコース前の直線だけです。
でもクローチングターンはGSでもSGでもよく使われます。腰高の姿勢で上半身だけクローチング姿勢を組むのです。意外とその練習をしていないようです。

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これを読んだU16以下の選手や関係者、父兄の方がいたら、一度考えてみてください。
本当にスキーで早く滑るために、何をすべきなのか。

欧米では基本的な動きとして、ターンと一緒に動くことを教えます。ターン弧に合わせた体の動きです。
日本のスキーは、どうしても“型”を求めているように思えます。”ポールのところでこういう格好をしろ“みたいな。

できれば”型“ではなく、本質に基づいたスキー技術をチルドレン世代から教えないと、将来、技術選には行けてもワールドカップには行けません。

文字で書くだけだと、説明するのが難しいですね。そのうち図解入りにしよう・・・。

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by gakuhirasawa | 2013-04-11 12:46 | ski
メンタルトレーニング イメージトレーニング
さて、今日は1時間時間ができたので、久しぶりにブログでも。でも最近Facebookへの書き込みばかりになりつつあるので、何を書こうかと迷ったが、久しぶりにメンタルトレーニングものでも書きますか。

しかも丁度オリンピックも始まったばかりだし。

頑張れ日本!
オリンピックってすごくナショナリズムな感じですね。普段日本を意識しない人も日の丸応援したりして。。。よくも悪くも。

先日日本の国家予算がどれぐらいスポーツの強化に使われているか、テレビでやってましたが、50億だって。
多いのか少ないのかわからなかったら、韓国は150億。
日本の金メダルの数が減るわけだわ。

それはそうと、過去にセルフイメージや現在位置の把握、目標設定の重要性、自信の持ち方について書いてきました。

ここらで夏もできるトレーニングの一環として、イメージトレーニングを紹介しましょう。

イメージトレーニングと言っても、二つにあります。
一つは、客観イメージによるトレーニング。
もう一つは主観イメージによるトレーニング。

前者はビデオを見ているようなイメージで、主に他人の分析や、テクニックの分析に使います。
後者はいわゆるリハーサルのようなもの、自分が見ている風景をイメージします。

トップ選手が主にやるのが後者。

主観イメージをすることにより、五感を使ってのイメージを作ることができ、それが精密にできればできるほど、本当に自分が体を動かしてやっていると頭が錯覚します。

先日テレビでも体操の内村選手の特集で紹介していましたが、彼もイメージをすごく作れる人らしく、実際に彼がイメージを作ると、筋肉が動く時に使われる脳の一部が活性化するそうです。

イメージトレーニングというのはどういうことかというと、簡単です。
自分が滑っている時に自分の視野内に見えているものをイメージするのです。
ゴーグルを通して見ている風景すべてを。
そして、スタートからゴールまで、滑っている時のすべての風景と体の動きをイメージして見るのです。スピード感、風の音、スキーからの感触、ストックのグリップ、ポールの感触とか。

はじめは多分そんなに細かくイメージできなくて、CPUがついていかないと思います。
慣れてくると、すごく細部までイメージできるようになります。
そして、1分のコースなら1分でゴールできるようにもなります。

そしてこれもできるできないは、すべてトレーニングなのです。
より明確にイメージするためには、繰り返し繰り返しトレーニングするしかないのです。
トレーニングは量×質ですし、それは体力トレーニングにも技術トレーニングにもメンタルトレーニングにもいえるのです。

夏の間、海外に滑りに行くのもいいし、インラインスケートやるのもいいけど、毎日1時間、イメージトレーニングをはじめてみませんか?

夏のうちから始めておけば、冬に入ってからインスペクション後の滑りのイメージやスタート前のイメージがより明確に、鮮明に、五感を伴ったものになって、それがパフォーマンスをあげるのに役に立つこと間違いないです。

逆をいえば、イメージトレーニングをしないで「速く滑りたい」といわれても、想像力のない人にテクニックを教えても難しいし、時間ばかりがかかってしまいます。

みんなもイメージトレーニングに励んでくださいね~
by gakuhirasawa | 2012-07-29 15:35 | ski
上手いの定義
スキーが上手くなるっていう定義ってなんだろう?
って以前にも書いたと思いますが。

僕が思う「上手くなる」というのは

滑りたい所を思ったように滑ることができる。

だと思う。

その中に
速く滑ろうと思ったら速く滑れる

というのも含まれる。

だからやっぱり型じゃない。
by gakuhirasawa | 2012-07-17 20:36 | ski
日本は型文化?
昨日の日経新聞夕刊の社説を読んだら面白いことが書いてあった。
狂言師の茂山さんの社説。

日本の文化は『型文化』だと。
茶道も、華道も、能狂言も武道も。
どれもまずは型を勉強し、習得する。

たしかに!

僕はスキーも型文化なのだと思う。
基○スキーがいい例。

手はこう、膝はこう、もっと行くと、顔はこうだの視線はこうだの。
でもそれは『本質』ではなく、見え方だけの『型』だ。

共通項目はある。空手とかの武道は『型』を勉強し、習得してから実戦にはいる。
本来スキーもそうなのだろう。

しかし、本来『型』には『本質』が備わっているべきだ。
何のために腰を落とすのか、何のためにこの姿勢なのか云々。

多分上記の『型文化』のある文化たちはすべて『型』と『本質』の関係を説明できるだろう。

でも、今のスキーはどうだろう?
『型』が毎年変わってないですか?

本来文化として『型』を持っている文化は毎年は変わらない。
だから『型』なのだ。

変わらない『型』があるから、『型破り』も現れる。
自分の都合で『型』を変えてしまっては、文化は育たない。

茂山氏は書いている。
狂言師なのに今年は本格的なオペラの演出を初めて手掛けると。
演出、衣装、舞台は狂言の様式で進めていて、東西の文化を融合しつつも『型なし』にならないように気を付けているらしい。
『型破り』だけど『型なし』にはならない。

そろそろスキー関係に関わる全員がスキーの『型文化』はどんなものであるべきか、考えるときに来ているのではないだろか。

『型』も必要だ。
でもその『型』は変わらない、そして『本質』をみている『型』でなければならないと思う。
その『型』を小中学生にしっかりと勉強し習得させる。

毎年、言葉をこねくり回して『型』を変えてしまう文化はもうやめよう。
変わらぬ『本質』がなんなのか、しっかりと見据えるべきだと思う。

今年からナショナルチームの体制は変わるだろう。

今年からしっかりとした『型』の上に個性や個人の戦術の乗っかる『型破り』な選手も出てきてほしい。

茂山氏も最後に書いた
『型なし』にならぬことが大切なである。

スキー界もそうあってほしい。

『型』を『基礎』に置き換えてみるともっと分かりやすいかもね(笑)
by gakuhirasawa | 2012-07-01 14:38 | ski
久しぶりのブログ
スーパームーンすごいですなー
竜巻も月のせい?
自分にも周りの人にも色々な新しい事が起きてきているようです

それにしても 僕はブログを更新してないね。
メンタルトレーニングブログも途中だし。
一月はispoもあってドイツに行って来ました。相変わらずヨーロッパのスキー業界は景気が良いみたいです。
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二月は元ワールドカップ選手のマルコ・ビュッヘッルの来日で福島に行ったり、大会協賛の代理店として学生スキー大会に行ったり。

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三月は毎週末イベント。ナスターレース協会のメインイベントのジャパンカップもあり、スノボのビックエアーAirmixもあり

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四月はウィスラーにまた日本のトップの小中学生選手を引率したり、GO OUT CampというキャンプイベントにBuffとして出店したり。
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そして五月は新しいプロジェクトが動き出しそうな予感が。


それについては確定してから書くとして、今年もまた四月にウィスラーカップという小中学生の世界大会に日本のトップ選手たち(小中学生)を引率してきました。
http://youtu.be/ElYSqSRwmV0
毎年のことだけど、結構なハードスケジュール。引率する僕にとっても選手たちにとっても。
五泊六日で3レースをこなすし、時差が16時間もあるし。

それでも子供達は頑張りました。
相変わらず日本のK1は強いというか、上手い。
上位常連。
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でも、技術的な問題点というか、滑り方の問題点がわかりやすいぐらいクリアに見える滑りをしていました。上手いんだけど・・・次につながらない滑り。

そしてK2はやっぱり難しい。上位に少し絡んだけど、やっぱり滑り、技術の方向性が欧米と違ってる。
K1の時に見えてる方向性の違いが、大きな違いとなって現れてくる年代。
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子供達には言ったのです。「みんなはすでに他の強豪国とは違う山に登り始めてるよ」って。今のうちなら方向転換も可能だけど、山頂が違うってことはオリンピックやW杯で対等に戦えないってことだよって。
子供達は悪くないんだよね。みんなうまいし、いい感覚を持っている。でも、コーチ達の教え方でこの年代にさせること、すべきことを間違えているために、K2以降ジュニア世代で欧米から引き離されるのです。

でも、方向転換はとても簡単な事なのです。

「スキーをたわませる」努力をしなさい!
小中学生の頃に上下動の練習し、ターンと一緒に動くということを体で感じながら覚えるべきです。

頭を動かさないように、とか、小学生に抱え込み抜重みたいな動きを教える前に、ちゃんとスキーをたわませて、開放するという上下動の動きを教えるべきです。これだってマスターするのに時間かかるんだから、小学生の期間丸々かかるはず。

日本のコーチたち、目を覚ましてくださいな。
上下動しなきゃスキーはたわまないし、早くも滑れない!当たり前の事だったはずなのに最近は上下動と誰も言わないらしい。

困ったもんだ。

特に抜重は重要で、ちゃんと開放して高いポジションに戻らないと、高い位置からスキーをたわませにいけないでしょう?
トランポリンの下だけの動きってあり得ないんだから。

マルコが来日した時も、福島の子供達の滑りを見て、「なんでみんな上下動しないんだ?」って言っていたし。
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下記のリンクから見れる同年代のスイス選手の滑りなんて、体でをバネみたいにして滑ってます。
完全に日本人選手とはコンセプトが違う滑りを目指してる。

そんなことを強く思ったウィスラーカップも無事に終了。彼らには強くなって欲しいな~


動画とか、こっちから見にいけます。
FaceBookのナスターレース協会のページにもいいね!押してくださいね
http://www.facebook.com/NponasutaresuXieHui

こっちはウィスラーカップ派遣用のFacebookページ
http://www.facebook.com/FISCHILDRENWHISTLERCUP2012
by gakuhirasawa | 2012-05-06 23:07 | ski
心のトレーニング その4 自信と有言実行
なんだか定例になってきた、朝ストリーマーコーヒーカンパニーのカフェを飲みながらのブログ更新。

今日もとびきり美味しいですよ。初めてナタリー本人が働いている時に遭遇。

さて、今日のメンタルトレーニングでは自信の持ち方とその使い方?

自信を持つためにはどうするか。
自信を持って滑るためにはどうするか。

普通、自信がどこから来るか考えたことありますか?

大抵は「過去の実績」とか、「得意なコース」とか。
では滑ったことのないコースでは?
自信持って滑れる?

その自信がない?(笑)

自信を持つにはそのためのトレーニングというか、心の作り方が必要なのです。

まずは過去の実績で自信を持とうと思わないことです。
先日も書いたように、過去に意識を飛ばしてもいいことがないのです。

それにスキーの大会はいつも新しいコース、セットで、コースが一緒でもセットは必ず違うし。

なんて書いているうちに会議の時間。
ではまた



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by gakuhirasawa | 2011-10-20 09:43 | ski
心のトレーニング方法 その3 目標設定と現在位置確認
さて、美味しいコーヒーを飲みながら空いた時間に更新しちゃおう。

セルフイメージを大きくする要素として、今するべきことに集中する、って前回書きました。
そのために心がけなきゃいけない心の習慣を作って行かないと、いざ試合で集中って思ってもできません。

そのためには明確な目標設定と現在位置確認が必要なのです。

目標設定は、一番は「自分はこういう選手になりたい」ということ。
順位とかは、他人に左右されがちなので、できれば自分頑張ってできることの方が望ましいかな。
オリンピックに出場する、よりも、オリンピックに出場できる選手になる、方がいいと思うわけです。

目標は心・技・体のそれぞれで設定しましょう。
できれば時間軸に沿って、
2012年、○○な滑りができる様になる。世界ランキングは100番。
2013年、○○をマスター。世界ランキングは70番
とか。

そうして、目標設定をじっくりとした後は、現在の自分のポジションを再度確認。

心・技・体で現在のレベルを洗い出す。
何が得意で何が不得意か、などなど。
ここで重要なのは悪いところばかり書き出すのはやめましょう。自分の悪いところを書き出したら、同じ数だけ自分の良いところも書き出すようにしましょう。

そうすると、現在の自分のポジションと、目標が明確になって来ます。

そうしたら、現在位置から目標にどういうルートを通ればいいか、なんとなく見えてくるはずです。
もしルートがわからない時は、コーチに相談しましょう。

コーチの語源ってしってますか?
COACH カバンのコーチもそうだけど、馬車という意味です。
要するに、行きたいところへ連れて行ってくれるから、馬車、コーチなのです。

行きたいところへの道筋を示したり、連れて行ってくれない人はコーチじゃありませんよ。
たまにいるのです、「勝手に行けば~成功するもしないも選手次第だから・・・」っていうコーチ。
すでに馬車(コーチ)の機能はないですね、そういうコーチは。

それはいいとして、目標設定がされ、現在地が確認でき、道がなんとなくでも見えたら、「今すべき事」も見えてくるはずです。

それを試合時だけではなくて、日頃から行う事で、「今すべき事に集中する」心の習慣がで来てくるのです。

打ち合わせに行かなきゃ~
今日はこれからGolla(フィンランドのカバンメーカー)です。
by gakuhirasawa | 2011-10-12 10:54 | ski



美味しいコーヒーの好きな元スキー選手のブログ。
by gakuhirasawa
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