ウィスラーカップ2010参戦レポート

世界中が注目したオリンピック・パラリンピックが開催された地で、4月9日から3日間、世界23カ国の11歳~14歳のスキーアルペン選手が終結し、世界大会が行われた。

ウィスラーカップは今年で18回目を数える、世界的にも歴史のある大会で、国際スキー連盟(FIS)チルドレンカテゴリーの公式大会でもある。世界的に有名などうカテゴリーの大会は、ウィスラーカップのほかにトッポリーノ(イタリア)とインゲマルトロフィー(スウェーデン)がある。

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f0053060_13243519.jpg大会はK1カテゴリー(主に小学5・6年生)とK2カテゴリー(主に中学1・2年生)に分かれ、日本代表チームは苗場で開催されたJapan Cup(全国大会)と東北決勝大会で選抜された選手10名が参戦した。
種目はコンビ(K1)、スーパー大回転(K2)、大回転(K1,K2)、回転(K1,K2)と3日間にわたって行われ、総勢約360名のチルドレンレーサーが各国から集結した。
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日本代表チーム過去一番の好成績を残すことができ、特にK1カテゴリーでは国別対抗(3日間の獲得ポイント)で強豪の欧米の各国を抑えて優勝するという快挙を成し遂げた。
国別で優勝したことは非常に素晴らしいことなのだが、例年、日本チームの問題はK1カテゴリーでは成績がよく、昨年も1種目で1,2位を日本選手が占めたことがある。しかし、一番の問題はK2カテゴリーの選手達が上位に入賞するのが非常に難しくなっていることだ。今年は全国中学校大会の優勝者が男女ともメンバーとしてきて、うち一人は昨年もK1カテゴリーで優勝しているので、現状の日本のレベルや指導方法が間違っていないか等を確認するいい機会だったのだが、結論から言うとかなり厳しい現実を子供たちに見せることになってしまった。
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K2は誰も表彰台には上がれず、一番良い成績で女子回転が7位、大回転では全中覇者の女子が9位に入るのがベストだった。
特に日本の選手育成の遅れを際立って見せたのが初日のスーパー大回転で、上位国がスピードに対応してきているのに対して、日本選手はスーパー大回転を滑るのがほぼ初めての選手もいて、日本がスピード系に力を入れなくなってしまった影響がここにも表れていた。
スロベニヤやクロアチア、北欧に比べて格段に日本のチルドレンクラスの競技者人口は多い。しかし未だにワールドカップで表彰台の中央に立てず、オリンピックでは全滅に近い状態を考えると、今後は小学生クラスにたくさんいるダイヤの原石を、日本全国のコーチたちがどう磨いてダイヤにするのか、ということ日本全体で確立していかなければならない時期に来ていると強く思う。
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by gakuhirasawa | 2010-04-15 13:27 | ski
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